あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
昨年は4年振りにコロナから解放されたかな?
と思いきや、今度は“戦争の色”が地球上に広がる連日のニュースでした。「“考える力”を持つ人間のやるべきことなのか?」「いいかげんに終止符が打てないの!?」と、ひとりつぶやいていました。
そんな折12月21日、M中学校の先生から「人権と平和教育」について2年生全員にお話しを、との依頼があり、出かけて参りました。私自身の戦争体験も含め、ノンフィクションの絵本を中心にプログラムを立て、まず『わたしのいもうと』(松谷みよこ 文、味戸ケイコ 絵)
の朗読をし、松谷みよこさんのあとがきも紹介しました。
“自分より弱いものをいじめる。自分とおなじでないものを許さない。そうした差別こそが戦争へつながる”
「おなじでない」から敵対心を持ち更に広がっていく、人間の愚かさや悲しさについて問題提起をしました。
次に
『へいわってどんなこと?』(浜田桂子 作)
『わたしのせいじゃない―せきにんについて―』
(レイフ・クリスチャンソン 文、にもんじまさあき 訳、ディック・ステンベリ 絵)を読んで
“なぜ戦争は起こるの?”について考えてもらい、
最後に『へいわとせんそう』(たにかわしゅんたろう 文、Noritake絵)、『もっとおおきな たいほうを』(二見正直さく)を読み、
「ほんとうの平和を考える」材料にしてほしい、と願いを託しました。
2024年は、子どもたちと一緒に少しでも平和を感じられる年にしたいです。 (橋村孝子)
コメントをお書きください