戦後76年を迎える8月がやってきました。 今年の夏は、今、オリンピック一色ですが、閉会と同時に各放送局で「戦争と平和を考える」番組が企画されています。
孫世代が戦争を“自分ごと”としてとらえられない時代になり、あの戦争を体験してきた一人として、「これでいいのだろうか」と少々心中穏やかではありません。
そんな中、TBSは「戦後76年プロジェクトつなぐ、つながる」と題して戦争体験者の「孫世代」に焦点をあて、8月9日(月)から15日(日)までの1週間にわたって様々な取組を行うといいます。過去・現在・未来を「つなぐ」。そして各世代が、世界が「つながる」。薄れゆく“戦争の記憶”を次世代につなぎ、未来の平和につなげる特集が、報道各番組で連日とりあげられます。
加えて「孫世代」に「祖父母に、戦争の記憶を直接聞こう」と呼びかけます。その聴き取りの様子をTikTok、Twitter、InstagramをはじめとするSNSで、共通のハッシュタグ「#きおくをつなごう」をつけて投稿してもらう取組も行うとのこと。
NHKでもドキュメンタリー、ドラマ、ことしで3年目となるキャンペーン「#あちこちのすずさん」などで、若い世代に「戦争と平和」について考えてもらう機会をと番組を編成しています。
オリンピックが終了したら、次は家族揃って一度真剣に「平和」を考える夏休みにしてもいいのではないでしょうか。 (孝子)
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