いつも「大人のための絵本の時間」にお越しの藤本さんより、「こえ」を届けていただきました。藤本さん、ありがとうございます。
2年前、大好きだった仕事と様々なストレスとの狭間で、悩み続けた結果辿り着いたリタイア。だからこそ第二の人生は本当の自分の居場所探しから始まった。
続けて来た朗読に平行して、何か社会に貢献出来るものがないか探していた時に知りあったみやがわ書店の橋村店長。その橋村さんに声かけしていただいたのが「大人のための絵本の勉強会」
絵本ボランティアで失敗した私を見て、彼女は数回の交流だけで私の胸の奥の想いを拾ってくれた。
初めての日、絵本に不勉強だった私を温かく受け入れてくれた勉強会の参加者の方々。毎回が新鮮と感動の時間。
ひとりずつ持ち寄った推薦本を読んでくださるのだが、いつも涙腺の弱い私は、胸に込み上げる感動が瞳から溢れてしまう。
一冊の本を読み終えたあとがまた凄い。本人が選んだ理由、さらに参加者が感じる想いを語らう。豊かな感性と本当に絵本を愛する人たちから出る深思な感想。作者、画家、背景、その本にまつわる事柄が、次々とあちらこちらからまるで宝箱を開けるように飛び出してくる。聞いたことのない作家や絵本の題名を聞き漏らすまいとメモる私。また絵本から繋がる橋村さんの豊富なエピソードには、その交流の深さや広さを知り毎回ワクワクする。
勉強会を通じ、絵本がこんなにも深く感動的なものであったことを改めて知り、私は一気に絵本のとりこになった。
月に一度の勉強会。そこに向けて今度はどの本を選ぼうかと考えている私は、今が一番幸せ。(藤本)
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