「絵本と童話の店」にリニューアルして23年目になりまが、最近お客様から「何か店内が変わったね」と。そうなんです。本棚を低くしたり、本の並べ方、壁面のミニイベントコーナー、そして棚のあちこちに花や緑を飾っています。スタッフ井上が「植物への愛情」を、本の邪魔にならないように表現しているのです。
先日お客様より、「この葉の模様は『ふ』といってポトスの中でも好きな柄だから少し枝を分けて」とおっしゃるのでお分けしました。絵本とポトスを持って…素敵な場面でした。 (孝子)
私の名前はポトス
お店の書棚の上にいくつも並んでいます。
ゼリーの空き容器に水をいれて、茎がさしてあります。
根っこが伸びて、新しい葉っぱも出てきます。
水と光(少しの栄養があればもっとよい)で成長します。
どんどん増えますので、よろしければおうちに連れて帰ってください。
昨年、お店に飾られていた胡蝶蘭を花が終わってから預かりました。
ランはいくつか育てたことがありましたが、冬が苦手ときく胡蝶蘭は初めてです。
暖房を入れない私のところでなんとか冬を越してくれました。春になるとつぼみらしき芽が出てきました、しかも二本も。少しずつ伸びて、つぼみのふくらみがわかります。毎日、エールをおくりました。たくさんの花が咲き、2か月も私たちを楽しませてくれました。お店でご覧いただいたでしょうか。
私の部屋には、37年一緒に過ごすパキラ、少し後輩のベンジャミンゴムの木、大阪から連れてきた植物たち、こちらで増えた鉢。水をあげたり、撫でたり、ペットと同じです。むか~し、初めて買った鉢を玄関に飾って、枯らしました。陽ざしが必要だったのです。「めごやし」という言葉をその頃、教わりました。見ることが「肥やし」になるというのです。
たくさん育て、いくつも枯らしました。子育ては手間をかけすぎると、よくないこともありますが、植物は違います。手をかけ、目をかけるほどよく育ちます。新しい鉢に植え替えたら、「ありがとう」と聞こえるようです。緑は酸素を出してくれるだけではありません。心も癒してくれます。ポトスをどうぞ。
(千佳子)
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