夢と希望に満ちあふれる新学期が、コロナウィルスの影響で思いもかけない状況になってしまいました。3密が叫ばれて2ヶ月が過ぎ、様々な取組がされてきましたが、収束の兆しは見えてくるのでしょうか。
5月も20日前後からやっと街に子どもたちの姿が見えてきました。休校中は当店に来てくださる子どもも少なくて、ほとんどが”おじいちゃん””おばあちゃん”。「孫に送ってあげようと思って ! 」と絵本を買いに来てくださいました。
長い休校中を読書で過ごそうという方もいらっしゃって、そんな来店してくださるお客様とのお話も長くはずみました。
現在、「みやがわ書店」では伊勢市在住の絵本作家、二見正直さんの作品コーナーを設け、『もっとおおきなたいほうを』の原画を展示しております。また『メガネくんとハダシくん』の複製画もあります。ストーリーから抜け出して額の中に!読後のぬくもりをこの一枚からもう一度…たのしくて、おかしくて、かわいくて、やさしい二見ワールドです。
5月20日には、二見さんも原画展レイアウトに来ていただきました。するとちょうど来店された親子5人さん!! 小5のすずちゃんが『えんまのはいしゃ』を見つけて、「あ ! この本だいすき ! 家にあるよ ! 」お母さんも「ボランティアで何度も読んでいるの ! 」とのこと。目の前にはその本の作家さん !!
この出逢いの喜びはいうまでもありません。他の本もお求めになり、記念にサインと写真。とても喜んで帰られました。
小さな絵本屋さんの小さな原画展オープニングはこのようなスタートで、私たちもほのぼのとした喜びを味わいました。6月末まで開催しています。ご来店をお待ちしております。 (孝子)