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新スタッフからごあいさつ

 大阪から小俣に、定年退職を機に住まいを移して2年、ようやく地に足が着きました。ご縁があって、スタッフとしてみやがわ書店に通うことになりました。(いきさつはそのうちにおいおいと…)
 ひとり娘の子育ては、保育所・こども劇場など文化環境に恵まれ、親子で豊かに過ごせました。また、ご近所に子どもの友社の方がおられて、よく絵本をいただきました。毎晩の読み聞かせは、時々登場する夫が、読み飛ばしたり、脚色したりで娘にいやがられていたりしました。忙しいけれど楽しい子育てでした。
 今の読書はもっぱら自分との対話のためで、作者と格闘する感じです。絵本は、お日様を浴びながら散歩するイメージで、まだ私には少し遠いかな。お店で絵本に囲まれ、絵本が大好きな皆さんとの交流のなかで、これから自分自身がどんな変化をするか楽しみです。どうぞよろしくお願いします。(井上千佳子)

 

 みやがわ書店との出会いは26年前。薬局の横にお店はありました。長女のおむつやミルクを買ってチョット立ち寄り、本棚の「ぐりとぐら」を見つけたのです。
 きいろいカステラ、読んでくれた幼稚園の先生、みんなでかじりついて聞いたこと、自分でも何度も読んだこと…懐かしい光景がよみがえり、そして、その本が今も子ども達に読み継がれていることに感動しました。時代に流されないもの、時を経ても残り続けるもの、そんな大切なものが、このお店の中にはあると感じました。
 その後、絵本にのめり込み、「たんぽぽ読書会」「紙芝居ピッポの会」に参加し、お店のお手伝いをさせていただくことになり…。あの時のささやかな感動から今につながってきている不思議を思います。お店に広がるみなさんの小さな感動、
たくさんの感動を楽しみにしています。
よろしくお願いします。 (西村さつき)